7月29日 Yukio Iseki

前日までのプログラムを通して、少しずつ慣れが見え始めてきたのがこのあたりの日程ではなかっただろうか。この日は、分科会の話し合いを午前中ビッシリ行い、各分科会も少しずつディスカッションに熱が篭ってきた。昼食時間を挟み、『暴力と平和』の分科会が主催した東京大学教授の藤原帰一教授によるレクチャーを45分間行った。このレクチャーは自由参加であったものの、日本人学生の多くは積極的に参加して講演内容をノートに書き留めていた。

また、本会議における最初のリフレクションを日本人側・アメリカ人側で別れて話し合った。ここでは、日本人側がホストとしてどのような対応を行えば良いのか・バイリンガルの参加者はどのようにしてディスカッションを円滑に進めることができるか・各プログラムでの時間厳守を再認識したことがここでの話し合いの主な内容であった。

会議開始3日目となり、日本での開催における参加者がアメリカ人の要求に対してどのようにして満足いく対応ができるか、日米または国際交流における場では必ず生じる問題に対して日本人参加者は新たな試練に立ち向かうことになる。