アイデンティティー分科会勉強会

日時:5月9日(水)
場所:渋谷 アップリンク
参加者:上田 廣田 櫻 三窪
概要•目的:「アイデンティティーによる衝突をいかに回避するか」という分科会設置の目的に向けて、個々の衝突事例を取り上げ、分析する一貫として映画鑑賞を行った。パレスチナでの自爆攻撃問題を扱った作品「パラダイス・ナウ」を鑑賞し、宗教がもたらす民族間の衝突や自己の葛藤について学び、宗教がもたらす人間の憎悪やアイデンティティー観について議論した。
感想(第59回日米学生会議参加者 廣田隆介)
映画「パラダイス・ナウ
パレスチナ人の経済的、政治的、精神的閉塞感がひしひしと伝わってくる映画でした。
よくパレスチナ問題はイスラム教とユダヤ教の対立という構図で語られがちだけれども、それらの宗教に属している個人の不満を解決しない限り永久にこの紛争は終わらないと実感しました。ゆえに、分科会としてすべてのアイデンティティーの対立を克服する「普遍的かつ可変的で柔軟なもの」を探求しつつ、同時に末端を構成する個人の内面にまでディスカッションの範囲を広げて議論したいと思いました。