春合宿終了!

5月3日から5日にかけて行われた第59回日米学生会議春合宿が無事、全日程を終了しました。
初日は実行委員による第59回会議の理念伝達(川口委員長渾身の名スピーチ)、サイト紹介、参加者・実行委員の自己紹介にアイスブレーキング、分科会セッションが行われました。待ちに待った日米学生会議が始まるのだと言う緊張と興奮に包まれたデリゲートの表情が印象的であると同時に、実行委員として会議の運営を担う責任感に身がぐいぐい引き締まる思いです。
9時からの分科会討論で幕を開けた二日め。午後にはサーファーで慶応SFC講師のひかる先生(日焼けした小麦色の肌が眩しい)による国際コミュニケーション講座が開かれました。異文化コミュニケーションにおける言語以外の伝達手段の重要性を教わるとともに、ミニゲーム形式のワークショップは参加者同士が一層親睦を深めるきっかけとなったようです。夕方からはアラムナイの方を招いたレセプションが開催され、日米学生会議発足当時の貴重なお話を伺うとともに、戦後直後の参加者の方から40回、50回代といった比較的年の若いOB/OGの方まで多様な先輩方と交流できる貴重な機会となりました。
最終日の分科会発表と質疑応答では各分科会から趣向を凝らしたプレゼンテーションが行われるとともに活発な意見が交換され、本会議に向けた問題意識がシェアされる非常に有意義な物となりました。その後に行われたリフレクションでは春合宿中の運営面での改善点(例:過密日程で筋トレできない)が検討されるとともに本会議に向けた意気込みが語られました。

追記
わずか三日間の嵐のような合宿でしたが、予想以上に打ち解けた様子の参加者に実行委員一同ほっとすると同時に会議をさらに充実したものにすべく、本会議に向けモチベーションが高まりました。
(高井竜輔)

5月4日 午後
オリセン 会議室
English Communication Program
1. English Communication Workshop

 第一部のEnglish Communication Workshopでは、(株)イーなコミュニケーション社長の樋栄ひかるさんに講師としてお越しいただきました。

登場された時から元気いっぱいなひかる先生にリードしていただきながら、まずコミュニケーションの基本はcompassion、共感することから始まるということをお話していただき、その後様々なゲームを通じて実践しました。

 架空のボールを使う名前覚えゲームや思いつきしりとり、One Word Story等のゲームを通じてトレーニングを行うことで「聴くこと(active listening)」とはどのような状態か、相手の伝えようとしていることをどう読み取るか、それらのコツ、と全体に共通して投げられたものを受け入れ(Yesし)、何かを返す(andする)というYes andの方法について学びました。

 ワークショップでは、耳がじんじん痛くなるほど相手の話を聴こうとしていたみんなの姿や、身体全体を使って相手とコミュニケーションを取ろうとし、それをおもいっきり楽しんでいる様子が伺えました。

 本会議中も、様々なハプニングや異なる考えに触れ、戸惑う機会も多々あるかと思います。そんな時もNo, butで状況や考えを否定をせずに、一旦それを受け入れ、その上でどうするか考えていく癖をJASCer全員でつけていけたらと思います。

(株)イーナコミュニケーション HP:

http://www.ena-comm.com/

2. English Discussion Session with Elmira College Students】

 (財)国際教育振興会のプログラムで日本を訪れていた14名のElmira Collegeの学生と共に7つの分科会に分かれディスカッションセッションを行いました。

 各分科会でそれぞれの考えを話し合い、お互いにとって新鮮な意見が聴け、普段当たり前と思って進めてしまっている話を見直すことが出来ました。更に、日本側にとっては、普段本格的に行う機会が少ない英語の議論を体験できる貴重なセッションとなりました。

 ディスカッション後には、交流会で英語での立食バーティーを体験しました。日米の報道の違いに関して議論を続けるグループがいる一方で、サッカーの話で盛り上がるグループもおり、中には次の日にサッカーをする約束までしているグループもいる程で、両団体が親睦を深める良い機会となりました。

 ディスカッションや立食パーティーでつかんだコツや反省したことをしっかりと本会議に活かしていけたらと思います。また、今回のセッションは実行委員にとっても本会議前に英語で指示を出し、分科会のファシリテーションを行う非常に良い機会となりました。このセッションをばねに本会議に挑もうという気持ちと同時に、今回に比べより多くの人数で一ヶ月も過ごせることを想像しながら本会議が益々楽しみになりました。
担当者:廣瀬