初めまして。
第59回日米学生会議 実行委員の廣瀬裕子です。
今日は、初日記ということで自己紹介を兼ねて私の58回会議の思い出と59回への意気込みをシェア出来たらと思います。
これからよろしくお願いします!

【2006年夏 58回会議:情熱】
中学までの12年間をアメリカで過ごし、日本に帰国してからは日本とアメリカの架け橋になりたいという気持ちを強く持っていました。この具体的な方法を探り、自分の力を試そうという思いが、以前友達のお母様に進められた第58回日米学生会議に応募するきっかけとなりました。
同時に学外で東南アジア研修に参加し、C-fa (Chances for All www.c-fa.net)という非営利団体の運営に関わりながら、開発という分野に興味を持ち、活動しており、58回会議では「開発:貧困と発展」分科会において日米の学生10名で議論した後にfinal project(開発憲法 概要: http://internationaldevelopment.bravehost.com/ )を作成することにチャレンジしたいと思い、応募しました。
2006年夏の一ヶ月の本会議で一番印象に残っているのは、なんといっても他の71名の参加者、そして会議を通して出会った多くの方々の情熱、passionです。
情熱を持つということは、理解したいと思う強い気持ちを育て、他者を受け入れ、思いやる力を養う。
情熱を持つということは、生きていることを実感させてくれ、それゆえに命の大切さを感じさせてくれる。
一ヶ月間71名の情熱に触れ、24時間共に学び、生活し、本音で語り合うことでお互いを互いの国の国民としてではなくて「人」としてみることが出来る。
これが平和への第一歩なのではないか。
実行委員の選挙の前日、Elissaと58回会議をreflectしながら、スピーチ練習に付き合ってもらいながら、夜中の4時にこんなことを話していました。
このような日米学生会議がこれからも続き、成長して欲しいという強い気持ち、58回会議を成り立たせてくれた全ての方々への感謝の気持ちが実行委員に立候補する大きな理由となりました。
そして日米の架け橋となるための第一歩は、59回会議の実行委員を務めることから始めよう。
そう決心しました。
【2007年夏 59回会議:挑戦】
59回会議では、特にリエゾン(Liaison)という仕事にを通して、日本側参加者とアメリカ側参加者の絆のみならず、JASCに関わって下さる多くの方々と参加者との絆を築けるように全力を注ぎたいと思っております。
実行委員を通してのたくさんの出会い、学び、様々な方々に支えられ、情熱に触れられることへの感謝の気持ちを忘れずに、academically and socially enrichingな会議を作り上げられるよう、本会議に向けて実行委員15名と共に走り続けます。

59回会議で皆様にお会いできるのを心より楽しみにしております。

【開発:貧困撲滅への新たなアプローチ】
Innovative Approaches to International Development
貧困撲滅。言葉にするのは簡単だが、達成は容易ではない。途上国において最も深刻な貧困問題は国際社会が共有する課題として、従来は、各国政府やNGO、国際機関が取り組むものと考えられてきた。しかし、近年ではフェアトレードのような個人の消費活動の見直しや環境問題に取り組む学生運動、人権の尊重や途上国との持続的な取引を理念として掲げるビジネスなど、個人にとってより身近なレベルでの革新的なアプローチがみられる。貧困撲滅の達成と持続可能な開発を目指すためにはこのようなより多くの働きかけが必要である。当分科会では、貧困撲滅に対し日米に何が出来るか、従来のアクターに加え、主体的に行動する一アクターとしての個人が果たせる役割を探求する。
コーディネーター
廣瀬裕子
Alissa Marque