皆さんこんにちは。
第59回日米学生会議実行委員の松田浩道です。
東京大学で法律を勉強しております。大学ではESS(English Speaking Society)に所属して、主に英語スピーチの活動をしていました。そのESSもこの12月で引退となり、現在は学生会議運営にいっそう力を入れています。分科会はナショナリズム分科会を担当します。本会議中に身のある議論を成立させるため、今からしっかりと準備を進めています。

私はESSの先輩に紹介されて軽い気持ちで第58会の学生会議に参加しました。一ヶ月間もの長い時間を海外で過ごすのは生まれてはじめての経験でしたが、フレンドリーな友達に囲まれて非常に楽しい夏を過ごしました。英語での議論も、集中力をきらすと一気に分からなくなるものの、なんとかがんばって自分の意見を表現し議論に参加するよう努めました。会議をへて、英語でもゆっくり話してもらえばかなり深いところまで議論はできるという自信と、もっと滑らかに議論ができるようにするにはまだまだ相当の訓練がいるな、という気持ちと両方を得た気がします。会議をへて、自分に足りないもの、今すべきことというのが非常にはっきりしたと思っています。

日本開催の第59回学生会議は東京、秋田、広島、京都をめぐり開催されます。日米学生会議に参加し、様々な機関を訪問し、たくさんの人と議論する中で、視野が広がり、様々な方面に関心を持つたくさんの友人を得ることができます。この経験は、計り知れない可能性を一人一人の参加者に与えることとなるでしょう。私たち実行委員は素晴らしい会議を皆さんに提供できるよう一生懸命準備をしています。皆さんのご応募を心よりおまちしています。


ナショナリズム:国への思いと排外主義
Nationalism: Patriotism or Xenophobia?
アメリカのネオコンや日本の右傾勢力と呼ばれる人々の台頭はともに国境を越えた関心を集めている。この現象を我々はどのように理解すべきなのか。ナショナリズムとはいったい何なのか。自国を思う気持ちは時に排外主義と結びつき、否定的にとらえられがちであるが、ナショナリズムと排外主義の関係はいったいどのようなものなのだろうか。この分科会では、教育、メディア、歴史、政治、経済など様々な側面からナショナリズムを考察し、自分たち自身が持つ自国への思いを再認識することを試みる。日米の国旗、国歌観の違いを議論したり、靖国問題、9.11後のアメリカを念頭におき、東アジアや中東からの留学生を交えて討論したりすることを構想している。
コーディネーター 松田浩道 Hiroyuki Miyake
http://www.jasc-japan.com/outline/subcommittee.html